ドクター・スタッフブログ

歯ぎしりがお口や全身の健康に及ぼす影響

2023年07月25日

みなさん、こんにちは。

白石プライム歯科です。

 

暑い日が続いていますが、体調を崩されていませんか?

暑いだけではなく、湿度が高いですね。

暑くなるとどうしてもさっぱり食べられる冷たい麺類を好む方が多いですが、

麺類だけで済ませてしまうと、どうしても野菜不足になってしまいます。

バランスよく食べることを心がけ、暑い夏を乗り切りましょう!

 

さてみなさんは朝目が覚めたときに、「顎が疲れている」「顎が痛い」などと

感じたことはありませんか?

心当たりがある方は、寝ている時に『歯ぎしり』をしているかもしれません。

今回は歯ぎしりをすることがお口や全身の健康に及ぼす悪影響について、お話します。

 

 

【歯ぎしりがお口や全身の健康に及ぼす悪影響】


1.歯がすり減ってしまう

食事をしているときの歯の負担は、通常だと体重と同じくらいの重さがかかっていると言われています。

それに比べて寝ている間にする歯ぎしりは、なんとその約4倍の負担がかかると言われています。

それだけの力がかかり続けることで、歯は徐々にすり減ってきたり

負担がかかる部分が欠けてしまうことがあります。

 

2.知覚過敏になりやすくなる

歯ぎしりによって、歯の一番外側にある硬いエナメル質がすり減ってしまいます。

エナメル質がすり減ってしまうことで、歯の内部への刺激が伝わりやすくなってしまいます。

それによって、冷たいものや温かいもの、歯ブラシの毛先が当たるとしみるようになります。

 

3.顎関節症を引き起こす

歯ぎしりは、歯のほかに顎を動かす顎関節にも大きな負担がかかります。

顎関節症になると、口を大きく開けられなくなったり、

口を開けたり物を噛むときに痛みが出る場合があります。

 

4.歯周病を悪化させる原因になる

歯ぎしりの強い負担は歯だけではなく歯茎や、歯を支える骨にまで及びます。

強い力がかかることで歯が揺さぶられ、歯を支える骨が徐々に溶け始めます

骨が溶けてくると歯がぐらぐらして、歯茎との間に汚れや細菌が入り込みやすくなるため、

歯周病が悪化します。

 

5.肩こりや頭痛、腰痛を引き起こす

噛むときに使う筋肉は、頭や肩など他の組織にもつながっています

歯ぎしりにより顎の筋肉へ負担がかかった場合、つながっている他の筋肉へも負担がかかり、

頭痛や腰痛、肩こりを引き起こすことがあります。

 

6.消化不良になる

歯ぎしりにより、歯へ悪い影響が及ぶと咀嚼機能が低下し、

しっかりと噛むことが出来なくなるため、消化不良を起こし胃腸への負担がかかります。

 

このように歯ぎしりは、歯や歯茎などお口の中だけではなく、全身に健康に影響を及ぼします

歯ぎしりは夜寝ている間のことなので、意識して治すことはもちろん

ご自身で気付くのもなかなか難しいです。

しかしながら放置をすると、大切な歯を失う原因になってしまいます。

 

当院では歯ぎしりから歯を守るためのナイトガード(マウスピース)を作製しています。

ナイトガードを装着することで、歯の摩耗を防ぎ、お口や全身のダメージを和らげます

 

歯ぎしりを指摘されたことがある、朝起きたら頭が痛いや顎が痛い、最近歯がすり減ってきたなど、

「もしかしたら歯ぎしりをしているかも…?」と心当たりがある方は、早めにご相談ください。

一緒にお口の健康を守っていきましょう。

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