みなさん、こんにちは。
白石プライム歯科です。
お盆休みが終わり、お仕事が始まった方も多いのではないでしょうか。
来週には学生の皆さんの夏休みも終わりますね。
涼しくなったと思ったら、まだまだ暑い日が続きそうです。
今後1週間は30℃を超える日が続きそうですので、
栄養バランスが摂れた食事と適切な睡眠をとり、元気に過ごしていきましょう。
さて、今回は『歯周病と妊娠との関わり』のお話です。
近年歯周病が様々な全身疾患と関わりがあることが、研究で明らかになっています。
歯周病に罹患していると糖尿病や心臓疾患、脳疾患などの全身疾患のほか、
低体重児出産や早産など妊娠に関するのリスクも高まります。
なんとそのリスクは歯周病に罹患していない人の7倍にものぼるといわれ、
タバコやアルコール・高齢出産に比べてもかなり高い数字なのです。

なかなか知られていない、歯周病の怖さ。
妊娠がわかった時から、タバコやお酒を控えるようにするのはよく聞きますが
歯周病にかかっていないか歯科健診を受ける方は少ないのではないでしょうか?
そもそも歯周病とは、どんな病気なのでしょうか。
歯周病は、30代以上の約80%が罹患しているといわれる病気で、
自覚症状がなく進行することで知られています。
そのため自覚症状が出た時にはかなり進行していることが多く、歯を失う原因の1位でもあります。
自覚症状がないのに約80%の成人が罹患している病気、聞くだけでも恐ろしいですよね。
その歯周病が、おなかの赤ちゃんに影響を与えてしまうのです。
ですので、妊娠を望まれている方、妊娠がわかった方は早めに歯科を受診をし、
ご自身のお口の状態をチェックしていただきたいです。

また生まれたばかりの子供のお口の中に、むし歯菌はありません。
ではどうして子供がむし歯になるのかというと、親や周りの大人からの感染です。
口移しや同じスプーンなどを使って食事をすると、大人のむし歯菌が子供にうつります。
周りの大人のお口の中にむし歯菌がなければ、子供がむし歯になるリスクが下がります。
すなわち歯周病やむし歯などは妊娠前から予防をすると、
生まれてくる命や口腔内を守ることに繋がります。
つわりが始まると歯みがきをすることが辛くなり、口腔内のケアができにくくなることがあります。
むし歯や歯周病は治療に時間がかかりますので、できるだけ早めに受診をしましょう。
虫歯や歯周病の検査を受ける習慣をつけて未来の子供達の命を守っていただきたいです。